カラオケで高度な技として、高音で歌うというものがあります。
今の若い子たちは、わりかし普通に出せる人が多い気がしますけど、我々の世代では、そこで悩んでいたりする人多いです。
そこで今回は、高音を出す事をテーマにしていきます。
声が出る仕組み
まず、声が出る仕組みですが、これは声帯といわれる喉の奥の左右のヒダ状になっているものが、息を出す時にブルブルと擦れ合って、音が出ます。
これが声の正体です。
ヒダ状のものとは、表面が粘膜質ですが、中身は筋肉や筋ですので、力の入れ具合で、音が変化します。
この声帯に力を入れなければ地声と言われる音程が出ますけど、声帯をピーンと張って声を出せば高い声になります。

ギターの弦といっしょだね。張れば音が高くなり緩めれば低くなる。
声帯を少し開いて歌えば、ブレスの効いた優しい歌い方になりますが、声帯をきっちり閉じて、歌えば力強くなりますが、力を入れて擦るので摩擦で粘膜質の水分がなくなり、乾いて声が枯れてくるのです。
喉を管理する
歌を歌う上で、喉の管理は非常に大事になってきます。
乾燥を防ぐ
声帯に水分がなくなると、声が枯れます。
そこで水分を補給しても、表面は潤いますが、中まで浸透せずに、胃に運ばれてしまいます。
そして身体を巡って、声帯の中に水分が回ってくるのは、身体の1番最後になります。
喉が乾いたという危険信号は、身体にとって、生命を脅かすものです。
水分不足で脱水症状になり、水分を補い、喉を通過した時点で潤ったと感じてしまうと、脱水症状のままなので危険です。
ですので、喉が渇いたと判断する器官は、身体の最後になるようにできているのです。
なので、渇いてから補給するのではなく、常日頃から乾燥させないよう心掛けるのが良いですね。
使い過ぎを防ぐ
喉を酷使しないと、声は成長しないですが、使いすぎてもダメです。
声帯を擦って声を出すということは、ずっと声を出していると粘膜質に水分がなくなり、そこが固くなり、ヒダがピタッとしない部分ができるので、息が漏れて掠れ声になってきます。
ちなみにこの固くなった部分が、ポリープです。
多少のポリープなら、自然に治っていくのでしょうけど、歌手みたいに商売にしている人は、手術するほどの症状なのでしょうね。
そうならないためにも、使い過ぎには注意しましょう。
風邪を防ぐ
歌い手にとって風邪は難敵です。
頭痛いのも、鼻水が出るのも、咳やくしゃみが出るのも、どうにもなりません。
ただ、風邪も予防をすることは出来ます。
うがい手洗いをする
第一にうがい手洗いは必須ですね。
特に手洗い。
とうちゃんは、よく『アライグマか?』って言われるくらい、手を洗います。
このおかげで、ほとんど風邪を引いたことがありません。
風邪の仕組みは菌なので菌さえ増やさなければ、多少の菌は身体の抗体がなんとかしてくれますから、菌を増やさない事が大事です。
とうちゃんの理論は、
まず菌は敵付着し、手から口へ。そして喉の細胞膜に隠れて増殖をするので、リステリンで殺菌!
これで万全ですw
体温を上げる
風邪の菌は温度が上がると活動を停止します。
38℃にもなれば大体の菌が、活動を弱めて、その間に身体の抗体がやっつける。
そんなイメージです。
強い菌はさらに高温が必要なので、インフルエンザなどは39℃以上になります。
ですので、あの風邪引いた時に出る熱は、菌のせいではなく、菌に反応した身体の防御反応で、自分で熱をあげているのです。
身体は頑張っているので、マイナスに捉えて具合悪くならぬように、ましては頑張れと応援して、気力を沸かしましょう。
そして体温を上げるのに効果的なのが、入浴です。
そんなに熱いお風呂でなくていいです。
インフルエンザでもなかなか40℃まで体温上がりませんから。
お風呂で40℃は少し物足りない人も居ますけど、ここまで身体が温めることが大事ですので、体温を下げないようにして、風邪予防しましょう。
高音の種類
高音には種類があります。
ファルセット
ファルセットはわかりやすくいうと、裏声です。
この裏声は、声をひっくり返すという表現がわかりやすいのですが、身体の構造も関係していて、出せない人は出せないようです。
ほとんどの人が出来るとは思うのですが、どうやったらわかるかというと、口笛でテストできます。
地声で出ない音程が口笛ではでます。
その口笛の吹ける音域が裏声の音域です。試してみてください。もちろん、ファフセットは低い音も出せます。
口笛が吹けない人は…(汗
まず口笛教室へw
ミックス
一見地声で高音を出しているように聞こえるミックスですが、地声とファルセットを混ぜたように歌います。
まずはファルセットを極める必要はありますが、わかりやすくいうと、
平井堅さんの高音の歌い方がそうですね。
ファルセットとは違う魅力がありますよね。
ホイッスル
その名の通り、笛ですね。
これは声帯を笛のようにして音を出すので、力を入れずに出します。
口笛もそうですが、音を出す穴を丸くすれば音がでます。
ですので、声帯もそのように隙間を小さく丸くするイメージやってみるといいです。
決して力を入れて力んだりしないように注意してください。
高音を出してみる
ここまでの知識を得たら、あとは声を出すだけです。
自分の歌いたい歌の高音はどんな感じになっているか聴いて、色々と試してみましょう。
はじめはお風呂場のような声が響くところで、小さい声でいいので出す練習。
高音が出てきたら大声出せるところで、鍛錬を積んでください。
ある程度の高い声は、歌い続けていると出てくるものです。
歌える環境を見つけるのも、近道につながります。
車の中とか、エレベーターの中とかw
とうちゃんは、電車の中で歌ったりしていましたね。昔は電車の音うるさかったので、歌っていても気づかれなかったです。

実はばれていたりしてw
大声は喉の成長と声量につながるのでどんどん声出していきましょう。
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